モルディブの社会経済情報
at a glance
モルディブの地理的概要
モルディブは、インド・スリランカから南南西方向、インド洋上の環礁から構成される。北緯7度6'30"-南緯0度42'30"、東経72度32'30"-東経72度46'15"に位置し、赤道を跨ぎ南北の距離は約870kmに及ぶ。最大標高は2.4m、1190(公的な数値、植生が存在する)の島が存在し200の島に住民が住んでいる。人口は2004年センサスによれば、約33.9万人(2000年センサスでは28万人)である。地理的には26の環礁があり、20の行政区が存在する。(Source: Divehi Observe) 外国人は特別に許可された場合を除いて観光が許可されている島以外には入ることができない。
モルディブとモルディブ国旗
英語名の Maldives はサンスクリット語で 「島々の花輪」を意味するMalodheepに由来するとされる。これはモルディブの珊瑚礁の島々が輪を描くように並んで浮かんでいる様子を花輪にたとえたものである。
国旗は三日月と緑はイスラム教のシンボル。赤は自由と独立のために流された尊い血の犠牲を、 緑は平和と繁栄を象徴する。
在東京共和国名誉領事館
Honorary Consulate of the Republic of Maldives in Tokyo
〒113-8503
東京都文京区本郷2-2-9 加賀電子株式会社
Tel:03-4455-3144
名誉領事:塚本 勲 氏
(外務省資料)
JICAモルディブ情報
リゾートアイランド
モルディブ二大産業の一つである観光、といえばアイランドリゾート。こちらのサイト(Impex Holidays Maldives)に詳しい。そのサイトに便利なリゾート地図がある。
PicasaでPhoto Gallery
GoogleのPicasa2.5を利用してPhoto Galleryマーレ編を作成してみました。
政治
議会は一院制でMajlis(国民議会)と呼ばれる。全50議席で42議席を21歳以上の国民による選挙で選出し8議席を大統領が指名する。任期は5年。
経済
観光
観光客数はモルディブの総人口を上回る(1999年には43万人を超えた)基幹産業であり、雇用を生み出している。1999年にはモルディブの就業人口の14%を占める。関連して建設業の雇用も産み出している。
観光開発の方針は、基本的に1つの島に1つのホテル開発である。各島への移動はドーニーと呼ばれる木製のエンジン付きボート、高速艇(モーターボート)、水上飛行機が使用されるいる。
漁業
約5000隻の漁船を擁し16万トン(2004年)の漁獲高(主にマグロ、カツオ)をあげ、最大の輸出品目となっている。
農業
2005年時点の農業人口は2万7000人。国土の43.3%が耕地となっている。主要作物はココナッツ(1万6000トン、2004年)、バナナ(4000トン)、タロイモ(350トン)。ココナッツはコプラの原料となる商品作物である。穀物類は輸入に依存している。
工業
ココナッツからのコプラを製造する食品加工業がある。コプラの生産量は2295トン(2005年)であった。
民族・言語
宗教
イスラム教のスンナ派が国教。住民のほぼ100%がイスラム教徒で、世界の国々で国民のほぼ100%がイスラム教徒の国はモルディブとオマーンだけである。
言語
公用語は、ディベヒ語であるが、英語もよく通じる。リゾート島によってはドイツ語、イタリア語も話されている。
近代史
6世紀頃、セイロン(現スリランカ)から仏教徒の人々が移住
12世紀半ば、アラブ人がイスラム教を伝え、以後、イスラム教国家となる。
1558年、ポルトガルがマレを占拠( - 1573年)
1645年、オランダの保護国となる( - 1796年)
1887年、イギリスの保護国となる。
1965年7月26日、英国より独立